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【山のトムさん】(中)石井桃子を、読んだ感想!

【山のトムさん】は、私たちが、忘れていたものを、気づかせてくれる心和む物語です。《あらすじ》 (中)トムが、病気になりました。お腹が、悪くなったのです。病気の原因は、分かりません。トムは、雑巾がけの水を飲むのが好きで、家でも困っているのです...
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【山のトムさん】(下)

(トムを、ほめる歌)トムさん、おまえは、もう九つ。長さは、前後の両足を、ぐっと伸ばて、障子のはば。重さは、おなかペコペコのときで、一貫五十です。ネズミなんかは、相手じゃない。ウサギもヘビも、くるならこい!なんのおそるることやあらん。トムこそ...
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【山のトムさん】上 石井桃子を、読んだ感想!

この作品は、作者が戦争直後の食料難の時代に、東北の村で素人百姓をしていた時の経験です。トムという名のネコを通して明るい筆致で描いています。もともとネズミの被害に苦しんでいた作者たちの家族が、最後の頼みとして貰ってきたネコの子なのです。トムは...
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【レ・ミゼラブル】⑪最終話~ああ無情~ユゴ-を、読んだ感想!

作者ユーゴの信念!「この世に、愛しあう以上に尊いことはないのです。」《あらすじ》⑪ 最終話祖父ジルノルマンの家に運びこまれたマリウスは、一時は生死の境をさ迷いましたが、手あつい看護の甲斐合って、要約一命を取留めました。ジルノルマン老人は、か...
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【レ・ミゼラブル】⑩~ああ無情~ユゴ-を読んだ感想!

《あらすじ》 ⑩夜が明け染めるとともに、戦いが再び始まりました。政府軍の攻撃は、一段と激しさをまし、共和派の若者たちは、全員討ち死にの覚悟を決め必死の抵抗を試みていました。そこへ、一人の老人が入りこんで来ました。「あれは誰だ?」と、アンジョ...
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【レ・ミゼラブル】⑨~ああ無情~ユゴ-を読んだ感想!

何故、ジャン・バルジャンは修道院を、出てしまったのでしょうか。ジャン・バルジャンは、修道院での庭番の仕事には不満がありませんでした。ジャン・バルジャンも、コゼットも幸せでした。このまま、修道院で暮らせばコゼットは当然、修道女になるでしょう。...
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【レ・ミゼラブル】】⑧ああ無情~ユゴ-を読んだ

《あらすじ》 ⑧マリウスは、やっと覗き穴から目をはなし、床におりました。今しがた盗み見た光景は、彼にとっては信じられない程、驚くべきものでした。あの老人と少女が、何故あんなところに現れたのか彼には想像もつかないことでした。しかし、何よりも、...
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【レ・ミゼラブル】⑦~ああ無情~ユゴ-を読んだ

《あらすじ》 ⑦はじめにもふれましたが、ナポレオンは1815年6月18日のワ-テルロ-の決戦で、イギリス、プロシアの連合軍に敗れ、皇帝の地位も失なって、アメリカへ亡命しようとして失敗し、捕らえられて八月には大西洋の孤島セントヘレナに流されま...
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【レ・ミゼラブル】⑥~ああ無情~ユゴ-を読んだ感想!

《あらすじ》 ⑥空には、満月がかかっていました。二人はあてもなく、どこまでもどこまでも歩いて行きました。コゼットは何も聞かずにジヤン・バルジャンの手にぶら下がるようにしながら、懸命に歩いていました。ジヤン・バルジャンと一諸なら大丈夫という、...
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「レ・ミゼラブル」⑤~ああ無情~ユゴ-を読んだ感想!

《あらすじ》 ⑤その男は、ジャンバルジャンでした。彼は、死んではいなかったのです。ツ-ロンの港で、わざっと海に落ち、溺れ死んだように見せかけて、水の中を潜って泳ぎ、一そうの小舟にたどり着いて、夜まで隠れていたのでした。そして、モンフェルメイ...