読書感想

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日本民話岩手県の昔話【ざしきわらし】を、読んだ感想!

~日本昔話が大好きなところは『むかしむかし、あるところに~があったとさ』このようなかたちで始まっていく物語が多いので私は大好きです。~~(時間)と(場所)となどをあいまいにしてにして、読んでいても全体が(ぼんやり)しているので気分も楽に入っ...
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私小説【蒲団】田山花袋を、読んだ感想!

~島崎藤村にならぶ代表的な自然主義作家です。~~紀行文も評価が高く、『山水小記』などの優れた多くの作品を残しています。~~【蒲団】は文芸雑誌(新小説)(9月号)1907年(明治40年)に連載され、翌年《花袋集》1908年(明治41年)本の中...
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【清兵衛と瓢箪】志賀直哉を、読んだ感想!

~大正元年(1912年)「中央公論」で〈大津順吉〉を発表し翌二年、大正二年「読売新聞」で【清兵衛と瓢箪】を発表しました。~~志賀直哉にとって最も充実した時になりました。~~志賀直哉は(暗夜行路)・(城の崎にて)を記して「小説の神様」と呼ばれ...
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【さぶ】山本周五郎を、読んだ感想!

~昭和十年代は大きな充実期で、昭和十八年には前年「婦人公論」で発表しました、時代小説「日本婦道記」が第十七回直木賞に選ばれました。~~しかし、山本周五郎は受賞を辞退し、以降一度も文学賞をうけることはありませんでした。~~【さぶ】は複雑な男女...
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『怪談』より【雪女の話】小泉八雲を、読んだ感想!

【雪女の話】は、ラフカディオ・ハ-ンが小泉八雲として日本に帰化して八年後の明治37年(1904年)、アメリカで刊行した怪異物語集『怪談』のうちの一編です。松江で日本の伝統文化に出会った八雲は、妻の節子が語る怪談を大変好みました。日本の怪談の...
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【注文の多い料理店】宮沢賢治を、読んだ感想!

~郷土を愛した宮沢賢治は、岩手に由来するイ-ハトヴという名の理想郷を舞台にして詩や童話などに独自の作品世界を築いてきました。しかし、中央の文壇からはあまり注目されることはありませんでした。存命中に発表された作品は決して多くなく、出版された単...
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【ビルマの竪琴】竹山道雄を、読んだ感想!

~竹山道雄の子ども向け小説【ビルマの竪琴】は、昭和22年(1947年)の3月から翌年の2月まで中断を挟みながら雑誌「赤とんぼ」で連載されました。昭和21年に創刊されたばかりの児童雑誌で編集帳の藤田圭雄の要請に応えて連載がはじまりました。~~...
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命を賭して夫の麻酔術の実験台となる妻と母【華岡青洲の妻】有吉佐和子を、読んだ感想!

~世界で初めて、全身麻酔を調合し、手術に使用したとして世界的に名を知られる華岡青洲。~~その成功の陰には、失明しながらも夫の実験台として麻酔を受ける献身的な妻と妻に息子を取られて競って息子の実験台となる母という、二人の女の物語。~~日陰とな...
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『思い出トランプ』より【かわうそ】向田邦子を、読んだ感想!

~向田邦子の作品は、ドラマチックでもない、何処にでもあるような市民の生活を、鋭い観察力とすばらしい表現力で珠玉の名編に仕立て上げた作品です。~~13枚のカ-ドが思い出トランプとなって、それぞれの人生の絵柄を表現しています。~《あらすじ》宅次...
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【葉っぱのフレディ-いのちの旅-】レオ・パ-カスリア博士を、読んだ感想!

~【葉っぱのフレディ-いのちの旅-】は、アメリカの哲学者レオ・パスカ-リア博士が、その生涯に書いた、たった一冊の絵本です。~~【葉っぱのフレディ-いのちの旅-】は、絵本という表現形態をとり、死をテ-マに書かれたユニ-クな作品です。~~日本語...