ふるさとの昔話

ふるさとの昔話

【宝ひょうたん】(岩手県)ふるさとの昔話を、読んだ感想!

北東北の岩手県遠野は、柳田国男が日本昔話の研究を開始した聖地です。そこで優れた昔話が数多く記録されています。《 あらすじ 》昔、あるところに、一生懸命働いてもまったく福がむいて来ない、じい様がおりました。じい様は近くの清水観音に七日七夜(な...
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【河童の恩返し】(大阪府)ふるさと昔話を、読んだ感想!

いたずらに失敗した河童(かっぱ)がお礼に不思議な宝を助けてくれた人与えるお話です。河童の恩返し《 あらすじ 》昔、あるところに五兵衛(ごへえ)という男がおりました。五兵衛は、毎日馬に荷物を乗せてはあっちの村に運び、こっちの村に運び、たいそう...
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【鷲にさらわれた子供】(奈良県)ふるさと昔話を、読んだ感想!

有名な近畿地方のお話で、伝説でもあります。(あらすじ)昔、近江(おうみ)の国に赤ん坊をそれはそれは可愛がっている母親が住んでいました。母親は自分で織った布で腹巻きを作って赤ん坊に着せてやり、畑仕事をするときいつもそばに連れていました。ある日...
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【阿寒湖のマリモ】(北海道)ふるさとの昔話を、読んだ感想!

【阿寒湖のマリモ】(あかんこ)アイヌの人たちが伝えたお話です。マリモの由来を伝える悲恋物語の伝説です。( あらすじ )昔、阿寒湖の近くの静かな村に、セトナという名前の美しい娘がいました。村長夫婦の一人娘であるセトナの家には、マニぺという青年...
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【鏡騒動】(福井県)ふるさとの昔話を読んだ感想!

【鏡騒動】は、鏡を知らなかった家族の珍騒動です。《笑い話です。》( あらすじ )昔昔、ある小さな島でのお話です。そこに、生まれてこのかた一度も島から出たことのない男が住んでいたそうです。ある日、男はついに知り合いの船に乗せてもらって、本土に...
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【宝手ぬぐい】(長崎研)ふるさとの昔話を、読んだ感想!

貧乏な旅の老人を哀れに思った女が握り飯を恵んでやると、そのお礼に顏を拭(ふ)くときれいになる手ぬぐいをもらうお話です。( あらすじ )昔昔、ある村にたいそうなお金持ちがおり、たくさんの雇い人が働いていました。ある年の大晦日のこと、その家にみ...
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【下田富士と駿河富士】(静岡県)

下田富士は、天城山の近くにある富士の名が恥ずかしいほどの小山です。駿河富士は、現在の富士山です。この下田富士と駿河富士は姉と妹でしたが、姉の下田富士は妹の駿河富士があまりに美しく育つのを見ているうちに恥ずかしくなり、いじけて身体が縮み小さな...
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【佐渡の団三朗】(新潟県)ふるさとの昔話を、読んだ感想!

団三郎狸は、新潟県(佐渡市)に伝わる化け狸です。佐渡ではタヌキを、狢(むじな)と呼んでいたことから団三郎狢(だんざぶろうむじな)ともいいます。【佐渡の団三郎】は、佐渡ヶ島の団三郎ムジナが、加賀のキツネと化け比べをして見事に騙したお話です。(...
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【ハブの恩返し】(沖縄県)を、読んだ感想!

怖ろしい毒蛇のハブは、ときには神様そのものであります。神様の使いであったりします。【ハブの恩返し】は、そのハブが人間への恩返しにハブ避(よ)けの呪文を授けるお話です。(あらすじ)昔から、沖縄では豆腐を作るときには海の水を使ったんですよ。だか...
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【十二支の由来】(沖縄県)ふるさとの昔話を、読んだ感想!

(あらすじ)むかしむかし、大むかしのことですよ。唐(とう)の国の神さまがね、(十二の動物を選んで、それぞれ一年を守る神さまにしてやろう)と思ったから、お使いをしているネズミを呼んでね、頼んだんですよ。「動物たちに言っておくれ。明日の朝、私の...