【黒ねこの王子カーボネル】バーバラ・スレイを読んだ感想!

平凡な、日々の毎日を過ごしているわたし。【黒ねこの王子カーボネル】を大人になって再度読みますと、子どもに戻ったようなファンタジ-の世界に引き込まれます。

《わたしの 感想》

十歳の女の子ロージ-は、夏休みなのに遊びの予定がありません。貧しいロージ-は、仕立物をしているお母さんと二人暮らしです。

夏休みに遊びに行くところもないのに、お母さんは大量の仕立ての仕事を貰い大忙しです。

ロ-ジ-は、自分も何か働きたいと思い市場にほうきを買いに出かけます。

ところが、買い物に出かけた市場で、薄汚ない怪しいおばあさんから思いがけなくほうきとねこを手に入れます。

黒ねこは、魔法のほうきとねこだったのです。実は、黒ねこは王子さまで小さいときにさらわれてしまい、王国を案じている黒ねこです。

王子カーボネルは黒ねこの王国の座を取り戻すため、人間の女の子ロ-ジ-とロ-ジ-の友だちで貧しい家の子ジョンとの物語です。

この物語の中で、区役所の屋根の上が、四百年の間、満月のたびごとに黒ねこ達は議会を開いてきたとは驚きです。

自分達が住んでいる町が、見方を変えてみるだけで魔法の世界に入っていけるとは。ものごと、考え方次第でワクワクしてくるものです。

 

バ-バラ・スレイ

1906-82

イギリスのウォリックシャ-生まれ。美術教師を5年ほど務めのち、1933よりBBCラジオで(子どもの時間)を担当しました。

1935年に結婚してからは、フリ-ラジオ番組を作ったり多くの脚本を書いたりしました。

【黒ねこの王子カーポネル】は、初めての出版された作品で人気を博しました。

その後、続編の(カーボネルの王国)(ジェサミ-)などを発表しました。

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