知っていますか?関東と関西ところかわれば味も変わる?ホント?

日本人は、(蒲焼)が大好きです。
世界に流通しているおよそ7割を日本人が消費しています。
これほどまでに日本人がうなぎが好きなのは(蒲焼)という調理法に秘密があります。

あの長くってヌルヌルしたうなぎを、実に軽妙に素早くそして美しくさばくことです。

日本の刃物文化、包丁文化があってこその技といえます。この(蒲焼)のタレがまた日本人の大好きな甘辛のタレです。

醤油・味醂・あるいは砂糖を混ぜた甘辛のタレはうなぎとの食材とよく合っています。
甘辛のタレをぬり備長炭で焼き上げた(蒲焼)は香りで食欲を大いに刺激します。

甘辛のタレをまとった香ばしい(蒲焼)はご飯との相性が抜群です。

ところで、うなぎをさばくとき、関東では背のほうから開き、関西では腹を開きます。
昔の武士が、切腹に通じるとして腹開(はらびら)きをきらったためだといいます。
うどんやそばつゆも東西で違い
関東では色が濃くて、関西では色が澄んでいます
。昔、関西では上質なこんぶが手に入ったので、だしの風味をいかしてうす口醤油で味付けをする文化が育ちました。

一方、関東には上質なこんぶが中々手に入らず、にぼしやカツオ節などで動物性のだしをとっていました。
そこでだしの生臭さやくせを消すために、こい口醤油が使われるようになりました。

それから関東ではこい口醤油が好まれるようになりました。
カップうどんやカップラーメンのスープも、同じ商品でも東と西で味を微妙に変えて売られています。
旅行をしたときなど、お土産に買ってきて味くらべをしてみるのも楽しいですね。

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